新入社員に教えたいセキュリティ

SEの仕事をするなら知っていて当然の知識

プライベートでパソコンに使い慣れている人でも、会社でも全く同じ使い方をしてはいけないことは社会人として当然の事と捉えて欲しいと思います。
とは言え、会社でもプライベートと同じようにパソコンを取り扱っていると、どうしても普段の癖が抜けなくなってしまうものです。
だからこそ、日常的にセキュリティを意識した使い方をしてもらいたいと思っています。
新入社員に教えたいセキュリティについて確認しておきましょう。

公共無線LANの使用は控える

最近は公共の場所でも無線LANを使用できるケースが増えています。
海外では日本よりも便利に無線LANを活用できるそうなので、日本はまだまだなのだなと実感しています。
確かに安定した速度でインターネットを使えるのは便利ですが、ここで問題になるのがセキュリティ上の安全性についてです。

無線LANの中には意図的なのが明らかなネット回線が存在しています。
自分では気が付かないうちにウイルスに感染する事例や、大切な情報が盗み見されるという事例が多発しています。
怖いのは被害が自分だけでなく、不特定多数の人にも悪影響を及ぼすリスクがあることです。

例えばウイルスに感染したことに気づかないまま会社にパソコンを持ち帰り、会社のネットワークに接続させたとします。
そのパソコンを感染源に、会社中のパソコンにもウイルスが蔓延してサーバーをダウンさせるなどの悪影響をもたらす可能性もあります。
最悪の場合、会社にも甚大な損害をもたらす結果になるかもしれません。
このような最悪の事態を避けるためにも、会社のパソコンはもちろんですが日常的にもできるだけ公共の無線LANを使いすぎないようにしてください。

安易なパスワード設定はNG!

個人情報などの大切なデータを第三者に知られてしまっては個人的にはもちろんですが、会社にも迷惑がかかる場合があります。
大切な情報を守るために設定するはずのパスワードが、誰にでも簡単に破られてしまうように設定するのは避けてください。
例えば自分の誕生日をパスワードに設定していると、あなたについて多少の情報を知っている人なら簡単に見破られてしまうでしょう。
よく、キャッシュカードの暗証番号を誕生日で設定している方は、カードを紛失するとあっという間にお金を盗まれてしまうかもしれません。
個人的なデータだけでなく、会社で使うデータを保管する場合にも同じことが言えます。
忘れてしまっては困るからと言って簡単なパスワード設定にしてはいけません。
数字とアルファベットをランダムに組み合わせて桁数を増やすほどパスワードを見破られにくくなりますが、そんなに覚えられないという場合は管理表を作成して必ず忘れないように準備しておきましょう。