社内ネットワークで見逃しやすい項目

便利でも不便になる場合があります

社内ネットワークを構築することで得られるメリットはたくさんあります。
社員でお互いにデータの共有ができることから、従来は面倒だった書類のコピーなどを行う必要が少なくなります。
また、インターネットを活用して様々な情報を共有することも可能になります。
一昔前のオフィスとは全く違った便利な環境が整うことから、多くの企業で社内ネットワークが構築されています。

しかし、便利さだけに気を取られてしまうのは要注意です。
社内ネットワークに頼りすぎると、場合によっては不便に感じられる部分も発生します。
社内ネットワークで見逃しやすい項目として考えられるのは、ネットワークに障害が起こって業務に悪影響が生じた場合です。
万が一の時を想定し、柔軟に対応できるように準備をしておくことが大切です。

参考:社内ネットワークの構築で見落としがちな点とは?

無線LANに頼りすぎるのは危険!

邪魔な配線がなくて、スッキリとした印象を受けることができる無線LANは、基本的には社内のどこでもインターネット環境の恩恵を受けることができるメリットがあります。
家庭で無線LANを利用していると、とても便利だと実感できることから会社でもぜひ無線LANを導入した方が良いと考える方も多いです。
確かに無線LANで社内ネットワークを構築するとメリットがあるものですが、何らかの原因でネットワークが切断される事態に陥った場合に原因を特定するまでに時間がかかる可能性が高いと言われています。
あまり単純な仕組みではないため、どこに原因があるのか、どのような対処が必要なのかを判断するまでにどうしても時間がかかってしまうデメリットがあります。
復旧するまでの時間は、当然ながらインターネット環境が整っていないことと、社内でデータを共有することもできないため業務にも支障を与えてしまいます。
すぐに対応できるエンジニアが在籍していれば問題ありませんが、たまたまSEが休暇を取っていて誰も社内にわかる人間がいないという場合には会社に与える損害も大きくなります。
素早い対応ができるエンジニアを最低でも2人以上は在籍していなければ、無線LANで社内ネットワークを構築して運用するのは大変だと考えられます。

もしもの時に備えた人材を育成する

今や社内ネットワークは会社の業績アップや効率アップを図るために無くてはならない存在です。
必ずネットワーク障害が発生するとは限りませんが、確実に障害が発生しないとも言い切れませんので、不測の事態に備えてネットワーク構築に詳しい人材を育成することが必要不可欠だと考えられます。
特に詳しい人材を確保するだけでなく、社員全員が基本的なスキルを習得して応急処置的な復旧作業ができるように準備を整えておくのが理想的です。