社内のウィルス対策について

責任を持って対処しなければいけません

SEとして社内のセキュリティをしっかり守る立場を任された場合には、かなり責任重大な立場になったと考えなければいけません。
会社の規模に関わらず、責任を持ってセキュリティの管理をしなければ、会社の存続に関わる問題に発展する可能性があります。
社内のウィルス対策は万全を期すように注意をするべきですが、具体的にどのような対策を実践したら良いのか考えてみましょう。

参考:社内SEがやるべき会社のウイルス対策リスト

基本はウィルス対策ソフトの導入

社内のウィルス対策について基本になるのは、ウィルス対策用のソフトを導入することです。
様々なメーカーが存在しているため、何を導入したら良いものか判断しかねる部分もありますが、コストカットを理由として無料ソフトを選択するのはあまり好ましくありません。
決して無料だからといってウィルス感染しやすいというわけではありません。
無料とは思えないほど高性能なソフトが存在しています。
自宅でプライベートのパソコンに無料ソフトを導入する場合なら良いかもしれませんが、会社の場合は話が違います。
社内全体にネットワークを構築して、何十人、何百人もの社員が業務に使用している環境になれば、当然ながらウィルス感染のリスクが高くなります。

仮に不具合が発生した場合、無料ソフトで柔軟なサポートを依頼することは不可能です。
無料で使っているうえに、手厚いサポートを要求するのはお門違いです。
やはり、何らかの不具合が生じた時に安心してサポートを受けるためには、有料のソフトを導入した方が間違いなく安心できます。
新たなウィルスが発生した場合にも、速やかに対応プログラムを更新してくれるため、常に最善の状態でウィルス感染を防ぐことができます。

有料のウィルス対策ソフトを導入する場合には、できるだけユーザー数が多くてサポート体制が充実している会社を選んでください。
コストパフォーマンスが良いソフトを選択することで、快適なネットワーク環境を維持できます。

社員全員に熟知させる

社内のどこかでウィルス感染が発生した場合は、社内ネットワークを通じてすぐにウィルス感染が広まっていきます。
たった一人のミスが原因で、会社全体の業績低迷や社外からの評価を大きく下げる結果が待っています。
何としてでもウィルス感染を防ぐためには、やはり社員一人ひとりの意識を高めることが大切です。
不審なサイトはむやみに閲覧しないこと、怪しいメールは開かないようにして怪しいリンクも踏まないようにすること、ウィルス感染が疑われる異変が生じた場合には自己解決をしようとしないで必ずSEに連絡を入れることなどを指導します。
セキュリティに対してあまり関心を持っていない社員も多いため、どんなに説明をしても理解してもらえない場合があります。
この場合は実例を紹介して、ウィルス感染は個々の責任でもあることを十分わかってもらうことが必要です。