リモートアクセスとセキュリティについて

様々な活用法と脅威がある

中小企業、大企業に関わらず導入する会社が増えているのは、リモートアクセスです。
リモートアクセスはインターネットの回線を利用して会社のネットワークに接続することで、情報のやり取りを実現できる技術のことを言います。
今までは実現不可能だった事も、リモートアクセスによって実現できるようになった事がたくさんあります。
しかしその反面、安全面で脅威にさらされる場合もあるため使い方には十分注意しなければいけません。
リモートアクセスとセキュリティの関連性について確認してみましょう。

参考:リモートアクセスとVPN

リモートアクセスとは

インターネットを利用するリモートアクセスは、様々な活用法があります。
例えば、以前は銀行口座へ振り込み手続きを行う場合は銀行窓口などに直接出向く必要がありました。
現在はリモートアクセスの技術を活用することで、自宅にいながらにして振り込み手続きが完了するとても便利な時代になりました。
これがインターネットバンキングで、利便性の良さを追求したネット専業銀行も増えています。
他にも在宅勤務という夢のような働き方も実現させています。
仕事をしたいけど、外で働くのは難しいと考えていた方も自分が持っているスキルを活かしてインターネットを活用して在宅勤務ができるようになっています。
基本的には在宅勤務で、一ヶ月に数回は会議のために本社へ出社するという勤務体系の方も多いです。
自由な働き方を実現させたのも、リモートアクセスのおかげだと言えます。

リモートアクセスの盲点

とても便利な活用法が多いリモートアクセスですが、インターネット回線を利用して会社のネットワークにアクセスできるという状態は決してセキュリティ面で100%と安全とは言い切れない部分があります。
頑丈なセキュリティを施していると自信を持っていても、ほんの少しの隙を狙ってハッキングされてしまうケースが少なくありません。
特に注意しなければいけないのが、データのやり取りを盗まれてしまう盗聴被害や自社のサーバーに保管していた大事なデータの改ざん、コンピュータウイルスの拡散など様々な脅威にさらされるリスクがあります。

安全なリモートアクセスを現実化する技術

リモートアクセスのセキュリティを強化する方法として利用されているのがVPNと呼ばれる技術です。
ネットワークにアクセスする際に仮想の経路であるトンネリングを作ります。
トンネリングだけでは情報が丸見えになってしまう可能性があるため、やり取りされるデータを暗号化することで万が一盗まれても解読できない状態にします。
また、アクセス先で認証しなければ通信できない状態にすることで、第三者とのアクセスを防止する効果を発揮します。
安全性を高めるためには、このような技術の活用が推奨されます。