SSLサーバ証明書の比較

安全にデータのやり取りを行う技術

ECサイトやネット銀行などのウェブサイト上でインターネット回線を活用してデータのやり取りを行う際には、第三者に知られてはいけない内容を確実に守ることが大切です。顧客の情報を扱っているため、情報の漏えいは企業の信用問題の悪化に繋がります。
データが第三者に知られることがないように暗号化して送受信をする技術をSSLと言います。
SSLをサーバに導入したことを証明するものが、SSLサーバ証明書で、SSLサーバ証明書を発行しているのは認証局と呼ばれている第三者機関です。
認証局は複数の会社が存在しています。
SSLサーバ証明書の比較をして、最も良い認証局で証明書を取得しましょう。

信頼性の高い認証局を選ぶ

SSLサーバ証明書の比較をする際に注意したいのは、価格だけを気にしてはいけないという事です。
当然ながら導入コストが安いと経費節約にも役立つと考える方も多いはずです。
あまりにも格安な料金で提供している会社の場合は信頼性で疑問を感じる場合があります。

サイバートラスト

サイバートラスト

信頼性の高さとコストのバランスが良いことでおすすめなのはサイバートラストです。
サイバートラストは日本国内に認証局があり、日本でSSLサーバ証明書を認定する会社として長い実績を誇っていることから抜群の信頼性があります。
証明書は厳格な審査を経て発行されることになりますが、最短でも30分から当日でスピード発行されます。
他の認証局にはないお支払い方法として、2年または3年などに対応することで運用にかかる手間を軽減できるメリットもあります。

コモド社

COMODO

低価格をアピールしているコモド社ですが、過去にハッキングされてしまった過去があり、偽物のSSLサーバ証明書を発行してしまうという事例がありました。この会社のSSLサーバ証明書を取得していたサイトは、この事件を知っていたユーザーからの信頼を大きく損なった可能性が高いです。
価格だけで選んではいけないという事例です。

シマンテック(旧ベリサイン)

シマンテックSSL

せっかくセキュリティの向上を目的としてSSLサーバ証明書を導入するのであれば、信頼性の高い認証局を選ぶことが大切です。
日本だけでなく海外でもシェアの多いシマンテック(旧ベリサイン)は、抜群の知名度を誇りユーザーからの信頼性も高いのが特徴です。
ただし導入コストが高いことから、WEBサイトを運営する側にとってはコストパフォーマンスとの兼ね合いが難しいとの声もよく聞かれます。

ラビットSSL

RapidSSL

コストの低さを追求する場合は、格安なラピッドSSLという選択肢もあります。
個人が運営しているWEBサイトであれば十分だと言えますが、企業が運営するWEBサイトとして考えると、知名度の低さから若干安全性に不安を感じてしまう部分もあります。

終わりに

いかがでしたか?このようにSSLサーバ証明一つをとっても会社ごとにさまざまな特徴があります。
価格と要件をよく考慮しながら、一番良い認証局を選択しましょう。

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